セブに来て初めての週末!土日は授業がないので、子どもたちと出かける予定を、数日前から考えていました。
以前にQQ English大阪の体験レッスンに行った時、先生にアイランドホッピングをすすめてもらったので、ツアーに申し込むことにしました。
アイランドホッピングとは、近くの籬島に船で渡り、そこでビーチ・アクティビティをすること。普通は2ヶ所くらいの島に次々行くので「ホッピング」と呼ばれるみたい。
ひとつ心配だったのは、小学生2人が1日、大人たちといっしょに島めぐりについて行けるのかということ。途中で帰るというのも難しいと思うし。
どのツアーも、9時集合で16時くらい解散なので、けっこう長いんですよねえ。
学校に来ているツアー会社さんにそのあたりを相談したら、島は「ヒルトゥガン島」一つだけで、代わりにバナナボートに乗る短いツアーもあるよ!と教えてもらったので、それに申し込んだ。
大人4,000ペソ、子ども3000ペソ@2人、合計で10,000ペソ。日本円で2万円ちょっと。費用に含まれているのはこんな感じです。
- 送迎
- バナナボート15分
- 籬島への船往復
- シュノーケル
- 昼食
- プライベートビーチ
フィリピンの価格で考えたら、まあまあ高いけど、日本で同じことしようと思ったら2倍以上お金かかるよね。
持ち物は特になくて、水と小銭(2,000円くらい)あれば十分とのことだった。タオルも貸してくれるそうです。
ヒルトゥガン島・アイランドホッピングの様子
当日は、学校まで迎えのワンボックスカーが来てくれて、10分くらいでマリンアクティビティのお店に到着。日本人のガイドさんから説明や注意事項を聞いて、申し込み用紙を記入。
引き潮の時間だったので、船のあるところまで、どろどろの浜を歩かないといけなかった。何か踏みそうで、めっちゃ気持ち悪い!
マリンシューズとかあれば、はいていくほうが良さそうです。
船までいくと、他の日本人の人が数名いました。すぐにバナナボート開始。じつは私、初めて乗ったんだけど、めっちゃ怖くて、子どもが落ちないかとドキドキしてました。
子どもたちは大喜び!申し込んでよかった。日本でバナナボートやろうとすると、身長制限があったりで、小さい子はできないんですが、セブでは特にそういうのないみたい。
その後、籬島へ向かって出航。
船は思ったほど揺れなくて、風が気持ちよかったです。
島に上陸する手前にある珊瑚礁で止まり、シュノーケリング開始。
各自にゴーグル、シュノーケルが渡されます。
フィンは子供用のサイズがないとのことで、子どもたちは素足のままだった。
準備ができたら、海にダイブ!
自分はともかく、子どもたちのゴーグルの調整がけっこうむずかしくて、すぐに水が入って「助けてー」って言ってくるので、1人で2人を見るのはけっこう大変だった。
かなり苦労して、ようやく海の中をのぞいてみたら・・・なんと!魚がめっちゃいっぱい。
ガイドさんにもらったパンをまくと、びっくりするくらいたくさんの魚が寄ってくる。
こんなに魚をいっぱい見たのは初めて。
長男が、魚が寄ってくるたびにキャーキャー言ってた。
潮の流れもまあまああったので、子どもたちが流されそうになるのを見張りつつ、海の中を見つつ、写真を撮りつつで、なかなかハードだったけど、すごく良いものが見れた。
30分くらいシュノーケルを楽しんだ後は、島に上陸してお昼。
ご飯の品数は多かったけど、味はイマイチだったかな。
お昼の後は自由行動。島に上陸した反対側にプライベートビーチがあるとのことで、地図を見ながら各自で歩いて行く感じでした。
島には普通に住民が住んでいて、思いっきり生活ゾーンのど真ん中を歩いて行くことになるのですが、なかなか衝撃的でした。
家がかなり簡素。枝と板だけ、って感じなんだけど、台風とか来ても壊れないんやろか?
私たち観光客が使うレストランやカフェには水道が通ってるけど、地元のひとたちは雨水を貯めて使って生活してるので、ドロドロして、なんだかよくわからないことになっている汚水にに食器が浸かっていたり。
子どもは下半身まるだしの子もけっこういっぱい。
セブから30分離れただけで、生活の様子がすごく違うことにびっくり。
住民の人たちは、すごく穏やかで親切。ビーチまでの道に迷ってると、こっちだよ!って教えてくれる。子どもたちも「ハロー」とか「こんにちは」と、声をかけてくれる。
みんな、これといって何をしてるわけでもなく、寝てたり、おしゃべりしてたり。
島の女性がいっぱい集まって麻雀してた。
プライベートビーチに着くと、ココナツジュースをプレゼントしてもらった。
海はかなり遠浅で、水が温泉みたいにあったかい。浸かってるとお風呂みたいに癒された。
15時くらいに再び島から船に乗って帰り、解散。
子どもたちはバナナボートが一番面白かったみたいだけど、私は、島の人たちのリアルな生活と、たくさんの魚を見れたのが印象的だったかな。
ものすごい経済格差にクラクラする
帰ってから、セブの離島が気になって、いろいろ検索していた。日本人の崎山克彦さんという方が所有している「カオハガン島」という離島もあるのだそう。
ほんの20年前、売り出されていた島を彼が買い取ったとき、島の子どもが受ける教育は2年だけ、医者はいなくて子どもの1/3が成人になるまえになくなっていたらしい。
その後の人生をかけて、島の環境整備や収入源、教育や医療の機会を作っていったのだそうで、なんだかすごい話だなあと思いました。くわしく知りたい方は「カオハガン島 崎山克彦」とかで検索してみてください。
島だけじゃなくセブ市内もそうなんだけど、観光客の豊かさと、地元の人の貧困の差が激しすぎて、いろいろ考えてしまいます。これだけの経済格差をずっと見ながら暮らしているフィリピン人の人生観ってどういうものなんだろうね。
アジアにはそういう場所がきっといっぱいあって、そんな事はネットにも新聞にもテレビにも、たくさん情報があるんだろうけど、自分の目で実際に見て感じるのは、大違いだな。
いろいろ考えましたが、1日いろんなアクティビティをして、疲れ果てていたので、すぐ寝てしまいました。