イシダウェブ工房のロゴをリブランディングしました

自社・イシダウェブ工房のロゴをリブランディングしました。ようするに、自社のコンセプトを考え直して、それに伴い、ロゴのデザインも変えたということです。

これは1年前から考えていたことでして。長崎のエンジニアさん、北島さんがブログで自社のリブランディングのことを書いていて、ピンと来たんです。
私もこの数年、仕事の方向性が大きく変わって来たのもあり、それを何か目に見える形にしたいと思いました。それをようやく今年、実現できた感じです。

ロゴのデザインは、Twitterでデザインに関する考察をよく発信されている、角田さんにお願いしたのですが・・・すごくすごく良いものができました!

今年でフリーランス13年目になるのですが・・・これまで自分はどういったコンセプトや気持ちで仕事をしてきたのか。年月を経てそれがどう変化していったのか。振り返ってみたいと思います。

フリーランス当初のコンセプト:なし。ロゴ、なし。

13年前、新卒で就職した医療機器メーカーをやめて、いろんなご縁があってWeb業界に来ました。
全くの未経験だったんですが、ラッキーなことに最初から少しづつお仕事を頂くことができ、フリーランスになりました。

とはいえ、独学未経験の自分に何ができるのだろうか、といつも自信がなく。業界のかたすみでひっそり仕事をしていたいと願いながら過ごしていました。

また当時は、フリーランスで働く人は今ほど多くなくて情報が少なかったこともあり、フリーランスの仕事に対してそれほど大きな期待がなかったのもあります。

当時の主なお仕事は、制作会社さまからの下請のお仕事。バナーを単品で作ったり、HTMLコーディング、TOPページだけのデザインなど、部分的な制作を受注する感じでした。

仕事で何を成し遂げたいとかの目標は何もなくて、ひとつひとつの仕事をするのに必死だったのもありますが、何をやっても楽しくて仕方なかったので、特に何も考えてなかったのもあります。

フリーランス5年目のコンセプト:お客様をそっと照らす、ちいさなろうそくのような存在でありたい

自宅でこもりっきりのフリーランス生活が5年も続くと、だんだん飽きてきました。そして、もっと同業者と気軽に話がしたい、交流がしたいと望むようになったのです。

この頃、日本で初めてのコワーキング「カフーツ」が神戸にできて、大阪にも「JusoCoworking」や「オオサカンスペース」が生まれて、ずっと待ち望んでいた、同じWebデザイナーさんと交流できる機会がやってきました。

その流れでWordPressのコミュニティにも参加するようになり、ひとりでWordCamp Tokyoにも参加することを決めました。それで、勉強会で人と会うなら名刺をつくらないと→名刺をつくるならロゴがないと!と思い、イシダウェブ工房の「i」の字をアレンジし、1日でやっつけで作ったロゴがこちらです。

ろうそくのモチーフにしていたのはなぜかというと、その時に思っていたのは、お客様をそっと照らす、ちいさなろうそくのような存在でありたい。

ちいさな規模のフリーランスなので、たいそうなことはできないけど、ちょっとお客様のお役に立てたらいいな、という当時の自分の立ち位置や思っていたことを反映したものでした。

そして現在のコンセプト:お客様と共に、あかりを灯すように仕事をしたい

ここ数年は、制作だけでなくWebマーケティングのご相談にも関わるようになり、お客様との打ち合わせや対話が増えてきました。特に今年は、ほぼ100%の仕事が直請の案件になり、ご紹介や検索から指名でお仕事を頂いています。

その中で感じているのは、そもそも事業というのは、私が一方的に何かしたからうまくいくのではなくて、お客様にも協力いただいて、共に作り上げていくものだと痛感しました。

そんな中で、デザイナーの角田さんが、私の考えていること・やっている仕事のことを丁寧にヒアリングして、ロゴを提案してくださいました。

コンセプトは「灯す」、モチーフはろうそくを引き継ぎました。
石田さんのお客様との関わり方が、まるで「じぶんの火を相手に灯すよう」だと感じ、
ろうそくと火にこだわって形を思案しました。

「灯す」のコンセプト、私はすごく嬉しく思いました。自分の仕事のやり方が、人から見てどう映っているのかを知ることがなかったので、とてもありがたかったんです。

実は、「灯す」と同じようなことを、お客様に対して思うことがよくあって。
お客様の熱量を感じると、なんとなく、それが自分に移ったみたいに感じて、がんばれるのですよね。

あー、なんかこの人すごい!って思うと、その後の仕事に私も愛着がわくし、仕事がうまく進むように感じます。

なので、私はできるだけ、お仕事をいただいたお客様の現場に足を運んだり、自分も体験できるようなサービスであれば、自腹でもいいのでサービスを受けてみたりして、お客様の熱量を感じたい。
できれば仕事にとりかかる前に、お客様のお仕事に感動できる機会を作るようにしています。

その感動が、なんか、「灯す」って感じなのかな??
なので、「灯す」のコンセプト、これからも大事にしたいと思いました。

お客さま・お取引先さまの心に、火を灯す存在でありたい

視界がクリアになる、見通しが明るくなる。
Webマーケティングを通じ、そんなご提案ができる存在でありたいと思います。

わたしも、皆さまから心に火を灯していただいています。
お客さまのお仕事に触れ、感動し、
人生観が変わるような経験をする事があります。

私とお客さまの思いが、共(とも)に重なって火を灯(とも)す。
そんなお仕事をすることが理想です。

この記事を書いた人

mihoji

大阪でWEB屋さんをやっています。 WordPressを使ったサイト構築と、小規模な企業のマーケティング提案が得意です。 WordPressとIT系勉強会とビールがすき。