登壇初心者のフリーランスが年間9回の登壇を経験してわかったこと

この記事は登壇者 Advent Calendar 2017の15日目の記事です。
前日の記事は、「さきと」さんの「地方にいるからこそ勉強会の主催・登壇をすることに意味がある」でした。昨日はお誕生日だったのだそうで、おめでとうございます!


さて、2017年は、わたしの人生において最多の登壇回数でした。

よくよく数えてみると、1月からの登壇回数は、なんと9回!イベントやセミナーは大好きですが、ふつうに参加するか、裏方スタッフにまわる専門だった為、登壇経験はほとんどなかったのですが・・・今年はありがたいことに、いろいろな方からお声かけがあり、人前でお話する機会をたくさん頂くことができました。

そんな、いきなり登壇機会に恵まれるようになった初心者スピーカーが、登壇を通じて学んだこと、感じたことを書いてみたいと思います。

人前で話すのは緊張するけど、場数を踏むと慣れる

初心者スピーカーでも、とにかく数をこなせば慣れてくる!ことを実感しました。

今年の4月に「WebデザイナーによるWebデザイナーのためのマーケティング入門」というお題でセミナーを開催したのですが・・・これ、生まれて初めての、自分主催のセミナーだったのです。
登壇者は私ひとりだったので、大勢の前で90分しゃべるというプレッシャーが半端なかったです。

<当日のわたし>

  • 緊張しすぎて前日に眠れない
  • 当日も引き続き緊張しすぎと寝不足で頭痛がする
  • 登壇中も極度の緊張で呼吸困難に陥る。
  • しまいには、自分主催のイベントなのに、うっかり名刺を忘れるという大ポカ

当日に撮ってもらった写真は、ぜんぶ表情がガチガチ。とっても緊張感の伝わってくる写真となりましたw

そんな私でも、夏が過ぎて秋が来る頃には、ずいぶんリラックスして登壇できるようになって来ましたので、やはり数を経験することで緊張しなくなるというのは、あるんだと思います。

会場の雰囲気が登壇者のパフォーマンスに左右すると感じた

何回も登壇していて感じたのが、会場の雰囲気によって、自分のパフォーマンスも変わるという事でした。

やはり、シーンとした会場で、参加者の人がみんな硬い表情でこちら見ていると、初心者スピーカーはもろに影響を受けてしまうので、カチコチに緊張して、まともに話せなくなってしまうんですよね。

7月にJusoCoworkingで登壇させていただいた時は、子連れOKだったこともあり、赤ちゃんを連れてきているママがいっぱいの会場でした。赤ちゃんのかわいい声が聞こえる会場は、ほんわかした雰囲気で、私は初めて、リラックスして話をすることができました。

それ以来、自分が何らかのセミナーに行くときは、なるべく和やかに・歓迎ムードで参加する!と密かに心がけるようになりました。
登壇者が何かを問いかけたらうなずく、笑いどころで笑うなど、リアクションするくらいのものですが・・・ほんとうに微力ですが、目の前でお話されている人が、できるだけパフォーマンスを発揮できるように協力できたらと思うのです。

スライドの文字数は少なめが吉

登壇経験が少なかった頃は、資料作りに力が入りすぎてしまい、文字がビッシリになっていました。
後日、後ろのほうに座っていた人から、何書いてるのか読めなかったと聞いて反省。

なぜ文字が多かったのかというと、当日にちゃんと話ができるか不安だから、話すこと全部書いておこう、みたいな気持ちも強かったように思います。

登壇に慣れて恐怖感が少し薄れてくると、スライドがシンプルでも大丈夫になり、頭の中にあることをスラスラと話せるようになってきました。

登壇中の写真を撮ってもらう手配を忘れない

登壇経験は、仕事において貴重な実績となります。せっかく登壇する機会を頂いたのであれば、写真に残しておきたい。

とはいえ、当日は資料の準備や緊張で落ち着かないので、写真を撮っておくのを忘れがちです。始まる前、周りの人にカメラを渡して、登壇中の写真を撮ってもらえるように頼んでおくと良いですね。

その辺のことがわかってからは、自分が知人のセミナーに参加する機会があったなら、なるべく登壇しているところを写真に撮っておいて、あとでご本人にお渡しするようになりました。

登壇しましたブログは当日に書く

登壇したら、できればブログにも書いて記録を残しておきたいところ。私は、登壇したら、できるだけ当日中にブログを書くようにしていました。

なぜ当日なのかというと、登壇直後の感動や興奮から冷めていないので、記憶が鮮明で、うまくいったこと・いかなかったことをハッキリ覚えていられると思うからです。

登壇から数日たつと、感動もうすれつつあるし、やっと終わったーという脱力感で、ブログを書く気力ってなかなか出ない気がしました。

アウトプットって最大のインプットだと思った

9回の登壇をして分かったのは、人の前で話をすると、ものすごく自分の学びになるということです。

まず、資料を作ろうとする過程で、自分の頭の中にあることを言語化することになるため、知識のあやふやだった部分が明らかになります。また、人の前で資料をもとに話をすることで、もともと知っていた内容を、より深く理解できるようになります。

そして何より、登壇という形で情報発信することで、自分が関心を持っているテーマについて周りに知ってもらえるため、更に情報が集まってくるようになります
自分がまだまだ勉強不足だと思っている分野があるなら、何かの機会に登壇してみると、良いインプットになるかもしれません。


登壇って最初は緊張するし、めっちゃ怖いのですが・・・その先のメリットが見えてくると、せっかくだしがんばろー!という前向きな気持ちになれます。

今年はたくさんの登壇機会を頂き、本当にありがとうございました。

この記事を書いた人

mihoji

大阪でWEB屋さんをやっています。 WordPressを使ったサイト構築と、小規模な企業のマーケティング提案が得意です。 WordPressとIT系勉強会とビールがすき。