オススメ書籍「デジタル時代の基礎知識 ブランディング」を読んだ感想

先週に「デジタル時代の基礎知識 ブランディング」という本を読んだのですが、これまで読んだ本やセミナーの中で、ブランディングについて最も分かりやすく書かれた本だと感じました。

デジタル時代の基礎知識『ブランディング』 「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール(MarkeZine BOOKS)

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大企業よりは、小さな会社の経営者さまや広報担当の方、そういった方の集客や広報のお手伝いをする、私のような制作者さんにおすすめの本です。

今まで、セミナーや書籍で「ブランド」や「UX」のことを勉強したものの、なんとなく分かったようで分からない、消化不良な感じだったのですが、この本を読んで初めて、なるほど!そういうことかー、と思えたので、感想を書いてみたいと思います。

ブランドは特別なものではない、日常生活において無数にあるもの

ブランドと聞くと思い浮かべるのは、自分の生活や事業とはほど遠い「高級品」であることが多く、自分とは無縁な気持ちがありました。

しかしよく考えてみると、私たちの日常生活には、様々なブランドがあふれているのですよね。
駅で買った「南アルプスの天然水」、スーパーで買った「日清製粉の小麦粉」など。

ルイヴィトンやベンツだけがブランドではないんですね。

ブランドは消費者が商品ぶ意思決定をするのを手伝っている、楽にしている

私がなぜ「南アルプスの天然水」を買ったのかというと、いちいち「このメーカーの水はこういう成分があるけど、南アルプスの天然水のほうが優れているからこっちを買う」とかいう検討はしていません。
ただなんとなく、この水が良いかなと思って選びました。

他の商品もいっしょで、よほどの高額商品でなければ、多くの場合、スペックをものすごく比較することなく、なんとなくで商品を選んでるんですよね。たしかにそうだ!

要するにブランドというのは、買い手に高級感を植え付けるためだけにあるのではなく、消費者が商品を選ぶのを簡単にする、楽をさせるためにある、という側面があるのですね。

例えば、パッケージに何も書いてなくて宣伝もしていない状態で、水の成分だけが表記されているものが並んでいたら、いったい、どれを選んでいいのか分かりません。
そう、ブランドがないと商品をひとつ選ぶのも難しいんです。

私たちは無意識に、ブランドから何らかのイメージを受け取って、自分の思ってるのと違うのものは選択肢から外したり、取捨選択をする判断基準にしているのですね。

ブランドを作り上げていくためには、UXを考えることがとても大切

近年、IT業界で話題になっている「UX=User Experience、顧客体験」は、私にとって理解が難しい言葉でしたが、企業がブランドを作り上げていくためには、なるほど、大切なことなのだと思いました。

商品やサービスそのものだけが、ブランドを作るわけではありません。店舗で受ける接客やお店の雰囲気や内装、商品のパッケージ、受け取るメールなど、全ての接点における印象が顧客体験であり、そこに一貫性があることが、ブランドを作るためには大事だということです。

書籍の中で言われていたひとつの例が、スターバックスの店員さん。スターバックスに行くと「いらっしゃいませ」ではなくて「こんにちは」と挨拶してくれますが、このフレンドリーで親しみやすいという印象も、スターバックスにおける顧客体験であり、ブランドのひとつの要素になっているのですね。

ブランド戦略は小さな組織こそ実行しやすい

一貫性のある顧客体験を提供するというのは、大きな会社よりも、小さな会社や組織のほうがやりやすいのです。ようするに、ブランドを作りやすいということです。

なぜならば、関わる人が多ければ多いほど、顧客体験に一貫性を持たせて事業を行ったり、なぜそうするのかを理解してもらうことが難しくなるからです。

そう考えると、私のようにフリーランスで仕事をする人や、小さな会社にとって、ブランドは縁の遠いものではないと思えますよね。

商品やサービスそのものだけでなく、お客様との接点すべてにおいて、自分がどんな顧客体験を提供できるのか。

打ち合わせやメールやチャットなどのお仕事におけるコミュニケーション、ブログやSNSでの情報発信や、自分が与える印象なども、顧客体験と言えます。
そういった場面で一貫した方針を持つ事で、私も差別化やブランディングを意識していきたいと思いました。

この記事を書いた人

mihoji

大阪でWEB屋さんをやっています。 WordPressを使ったサイト構築と、小規模な企業のマーケティング提案が得意です。 WordPressとIT系勉強会とビールがすき。

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