WordPressの地域コミュニティによるWordPressの勉強会「WordBench男木島(第9回)」が、2017年8月21日、瀬戸内海の離島「男木島」にて開催されていたので、参加してきました。
男木島には、WordPressのコミュニティで知り合った額賀さんが、ご家族と共に移住されていて、「男木島図書館」をいちから作っていくところをSNSでずっとみていたのもあり、以前からぜひ行ってみたいと思っていました。
それと、WordPressのお話も聞きたかったし、船で40分離れた離島で額賀さんがどうやってWebのお仕事を続けているのかという、リモートワークの実態とノウハウについても、興味しんしんでした。
この日の前日は、子どもたちの夏休みにあわせて四国旅行に来ていたところで、家族みんなで徳島県に泊まっていたのでした。
地図を見てみると、男木島へのフェリーが出ている香川県・高松市までは、徳島から車で1時間半。少し足をのばせばいけるかな・・・と、事前に狙っていたものの。
家族づれで本当に行けるかどうかわからなかったので、ギリギリまで参加表明せず突然行ってしまい、主催者の額賀さんにびっくりされてしまいましたw でも、ほんとに、思い切って行ってよかった!
男木島へのアクセス
男木島へは、JR高松駅から徒歩10分ほどの場所にある、高松港から出航している、フェリー「めおん」もしくは「めおん2」に乗ります。
高松港を出航すると、途中で女木島に停泊し、その後に男木島へ行きます。男木島へ直行するフェリーはありません。
フェリーは2時間に1本なので、乗ろうとおもう時間に余裕をもって高松港につかないと、その日の予定がけっこう変わってしまうなあと、けっこう焦っていたのもあって、かなり早めに到着。
フェリー乗り場に着くと、目の前に待合室と切符の販売窓口があります。窓口は9時半に開いたので、並んで往復の切符を買いました。販売員のお姉さんに「男木まで」と伝えればOKです。
小豆島や直島行きのフェリー乗り場が隣接しているので、間違えないようにですね。
めおんの運航時刻表(1月1日~7月31日、8月21日~12月31日)
※夏季期間(8月1日~8月20日)は、女木島行きのフェリーが増便されるようですが、男木島行きは通常期と変更ありません。
復航 | 往航 | ||||
---|---|---|---|---|---|
高松発 | 女木島発 | 男木島着 | 男木島発 | 女木島発 | 高松着 |
8:00 | 8:20 | 8:40 | 7:00 | 7:20 | 7:40 |
10:00 | 10:20 | 10:40 | 9:00 | 9:20 | 9:40 |
12:00 | 12:20 | 12:40 | 11:00 | 11:20 | 11:40 |
14:00 | 14:20 | 14:40 | 13:00 | 13:20 | 13:40 |
16:00 | 16:20 | 16:40 | 15:00 | 15:20 | 15:40 |
18:10 | 18:30 | 18:50 | 17:00 | 17:20 | 17:40 |
めおんの料金表(単位:円)
高松~女木島 | 高松~女木島 | 高松~男木島 | 女木島~男木島 | |
---|---|---|---|---|
片道 | 大人 | 370 | 510 | 240 |
小人 | 190 | 260 | 120 | |
往復 | 大人 | 740 | 1,020 | 480 |
小人 | 380 | 520 | 240 |
引用:高松市ホームページ
めおんに乗るなら、高松港近くのパーキング「サンポート 港湾第1・2駐車場」が便利
私たちは車だったので、高松港ちかくのパーキング「サンポート 港湾第2駐車場」に車をとめていきました。
平面で駐車台数も多いのが安心でした。フェリー乗り場までは5分もかかりません。隣接して「サンポート 港湾第1駐車場」もあります。
なんで車を置いていくのかというと、男木島の道はほとんどが、とてもせまい坂道で、車が走れるところはごくわずかだとネットで見ていたからです。要するに、車を持って行っても乗る機会が全くないということです。
営業時間 :24時間(83台)
時間貸
7時間まで 100円/30分
7~12時間 一律 1,400円
12~16時間 1,400円+100円/30分
16~24時間 一律 2,200円
24時間を超える場合 2,200円+上記繰り返し
引用:http://www.symboltower.com/parking/
男木島までの船旅
高松港を10時に出る「めおん」に乗ったのですが、夏休みだったこともあってか、平日にもかかわらず、ものすごい人でした。
船室もデッキも人でいっぱいだったので、デッキで娘と海を眺めて過ごしました。途中の女木島で半分くらいの人が降りていったように思います。女木島は海水浴ができるビーチが有名なのだそうで、おっきな浮き輪や、BBQセットを持って船を降りて行く人がいました。
女木島を出航して15分ほどで、男木島につきました。
船着き場に、屋根がとても印象的で美しい建物があります。これは「男木交流館」といって、船に乗る人の待合室にもなったり、中には売店があって、飲み物やお土産品などが販売されています。
トイレもあります。なんでも、男木島でいちばんきれいなトイレなのだとか(!)
そこから、細い坂道を登ること3分。Googlemapを見ながらいったものの、最後の最後で道がよくわからない・・・男木島図書館らしき建物が見えているのに、そこへ行く道がわからない。どう行ったらいいのかわからず、ウロウロしてしまいました。
人ひとりがやっと通れるような道を行ったり来たりして、どうにか看板をみつけることができ、図書館に到着。
瀬戸内海の離島でWordPressの最新事情のお話を聞く
WordBenc男木島の会場である「男木島図書館」に到着して、いきなり自己紹介をしましたw
当日は、男木島に在住の西川さんの他、香川県を中心にいろいろな地域からの参加者さんがいらっしゃいました。
西川さんからは、WordPress.com にテーマやプラグインを追加できるようになり、何が変わり、どんな人にどんなインパクトがあるのかというお題でセッションがありました。
事前に西川さんのツイートは拝見していたんですが、「そうかー、テーマとプラグインが入れられるようになったんだね、.comが使いやすくなるね」くらいで、特に深い気づきとかなかったのですが、こうして解釈してもらうと、なるほどなと思うこともあったり、理解が深まりました。
詳しくは、西川さんのツイートをご参照ください。
最近は、仕事がマーケティングにどんどん偏っていってるので、インプットもマーケティングばっかりになりがちだったのですが、LP以外の制作は、ほぼぜんぶWordPressなのです。
なので、できればWordPressや制作(主にディレクション)の流れにもキャッチアップしておきたいと思っていたところだったので、貴重な機会だなあと思いました。感謝。
西川さんのセッションのあとは、お昼タイム。男木島図書館前にあるカフェスペース「オギケノヒ」さんから、カレーの配達がありました!
トッピングが選べるということで、わたしは、男木島でとれたという鯛のフライを乗せてもらった、スペシャルバージョンにしました。娘にひとつあげたら「お魚おいしい」といって、ほとんど食べられてしまった。
ここ一ヶ月ほどがっつり夏バテしていて、まともにご飯食べられなかったのですが (´・ω・`)、こちらのカレーはやさしいお味で、おいしくいただきました。
リモートワークの可能性を感じた
船で40分かかる離島で、最新のWordPress事情のお話が聞けることを、なんだかすごいと思いました。
額賀さんも、瀬戸内海の男木島にいながら、遠く離れた長崎や長野の方ともWordPressのお仕事をしているのだそうで、とくに困ったことはないのだそう。
私はなんとなく、身近で顔がみえる人でないと不安な気がして、関西のみで仕事をしているのですが、場所を選ばず、いっしょに働ける人を探せるなら、いろんな可能性がひろがりますよね。
エンドクライアントさんとの商談の場合、ITリテラシーの問題もあり、現実問題として、オンラインで完結するのは難しいとは思います。
しかし、額賀さんや西川さんのお話を聞いて、制作をだれかにお願いする場合なら、けっこうなんとかなるのかなあと思いました。
もっともっと、そのあたりをどうやってお仕事されているのか聞きたかったのですが、帰りが遅くなりそうなのと、無理やり付き合わせてしまった家族にも悪いなあと思って、少し慌ただしく帰りました。
男木島は、今まで行ったことのあるどの場所よりも、とても静かだった
瀬戸内海の離島に来たのは初めてのことでしたが、男木島は、今まで行ったことのあるどの場所よりも、とても静かで、時がとまったかのように感じました。
いわゆる田舎には、いろいろ行ったと思うのですが、離島はまた違った空気がありますね。たった40分離れただけなのに、こんなに静かな時間が流れていることに驚きました。
島の中にはスーパーやコンビニはなくて、いろんなものを買おうと思ったら、船に40分乗らないといけないことを知り、こどもたちは驚いて、「なんでみんなこの島にすんでるんだろ?」と聞いてきました。
そういうの、島にいるあいだに、島の人に聞いてみる時間がもっとあったら良かったなあ、と思いました。今回は、ちょっと慌ただし過ぎたなあ。
自分のいる場所とはまったく事情の違った土地を見て、そこに住む人たちがどんなふうに暮らしていて、どんなことを考えているのかを知る、きっと貴重な機会だったと思うのです。
また、ゆっくり、男木島に来たいと思います。